萬福寺
黄檗山萬福寺
1654年(江戸時代)、中国福建省から渡来した隠元禅師が後水尾法皇や徳川四代将軍家網公の尊宗を得て、1661年に開創した寺院であり、日本三禅宗(臨在・曹洞・黄檗)の一つ、黄檗宗の大本山です。 建造物は、中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置です。創建当初の姿そのままを今日に伝える寺院は、日本では他に例がなく、代表的な禅宗伽藍建造群として、主要建物23棟、回廊、額、などが国の重要文化財に指定されています。 (参拝パンフレットより抜粋) 全日本煎茶道連盟の本部がここにおかれていることもあり、訪ねる機会は多いのですが、お寺そのものをゆっくり見るという事はできません。垣間見る風景を「またゆっくり見たい」といつも思います。 一昨年、冬に続き二度目の個人的な訪問です。 日本にある一般的なお寺とは違って、中国という異国が全体に感じられます。 山門を入ると、そこからは整然と。。広大に。。。 異国の空気が流れています。 「凛」というでもなく、大陸文化の空気とでもいいましょうか。 百聞は一見にしかず、一度訪ねてみてください、言いたくなります。 「謹白大衆 生死事大 無常迅速 各宜醒覚 慎勿放逸」 この版木は、禅宗、西方丈など五ヶ所に吊られています。 開創以来の三百余年間、朝四時と、宵の九字に木槌にて三打して朗々と唱え、順次打ち鳴らされるそうです 番号順に進めば、見落とすことなくすべてを見られます。 冬に訪ねたとき、丁度、お経が唱えられていて、とても厳かでした。 ここの回廊に灯りがつくととても幻想的で綺麗だそうです。 秋の夜に行われる「月見茶会」もとても綺麗です。 萬福寺についてはtnk_atkさんのところでも紹介されています。 黄檗山萬福寺@宇治 お煎茶をやっているおかげで、このお寺に出会えてよかったと思います。 何度でも訪ねたくなる場所です。
by yume_cafe
| 2005-06-24 21:31
| 京都
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